(葬儀・相続)固定資産税の支払いに関する相続人代表者指定届出

 お役所はいろいろ大変ですね。父の死後、二ヶ月半くらいして、父の資産があった市役所の資産税課から「相続人代表者指定届出書」を提出するように連絡がありました。これは、固定資産税や都市計画税の納付を確実に行うための地方税法(第九条の二)の規定によるもののようです。

 相続登記の準備中だったので、無視しようかとも思ったのですが、法務局と市役所は隣り同士だし、念のため提出しました。

 相続の登記をすれば、その翌年度から新所有者が納税義務者になるそうですが、登記を現住所でした後に、その不動産に引っ越してしまうと、所有者の登記上の住所と現住所が一致しないことになります。住民票を移してから申請をするのが本当はよかったのですが、抵当権解除は早めにしないといけなかったので、現住所のまましてしまいました。税金の支払いができていれば、登記上の住所が変わっても問題なさそうなので、市役所にそのあたりの届出をしてもらうように、住む人(弟)にお願いしました。新たに登記申請をすると、一件当り2千円かかるし、書類作成などが手間ですからね。まあ、しばらく住むだろうから、ころあいを見てしてしまったほうがいいでしょうが。

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(葬儀・相続)相続税

 相続税は、基礎控除5千万円と相続人一人当たり1千万円の控除があります。われわれは3人の相続人でしたので、8千万円を超えた場合支払い義務が発生します。幸いにして(?)、これを超えませんでしたので、申告義務自体がなく、なにもしませんでした。

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(葬儀・相続)住宅ローンと抵当権抹消

 住宅ローンは多くの場合、未払いのまま債務者が死亡したときのことを考慮して、団体信用生命保険に加入しています。父の未払い分はこれで完済されました。

 生命保険の保険金申請には、所定の様式の死亡診断書を医師に作成してもらう必要があります。また、保険金の譲渡に関して、相続人による同意書を用意します。印鑑証明も必要です。

 しばらくして、抵当権抹消に必要な資料を送っていただきました。

 手続きは、まず所有権移転ののち、抵当権抹消手続きという手順になります。死亡により相続が開始された後に、抵当権が抹消されたという時間経過によるためです。

 抵当権解除に必要な書類として、登記済証として抵当権設定した申請書・担保差入証が送られてきました。(完済を確認した金員借用証書に○済の判を押したものがあったのですが、これは原因証書ではないみたいです。)またローン会社の屋号が変わっていたので、変更証明書として商号登記の証明書(現在事項一部証明書)もついていました。

 抵当権の設定に使われている申請書は、文言を変更して解除の申請の雛形になります。これは比較的簡単にできます。例文はこれです。

 委任状(代理権限証書)には該当する物件をリストアップします。先方の実印が押されていますので、間違えないように注意が必要です。しつこく確認しましょう。大概、捨印が押されているので問題ないとは思いますが…。

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(葬儀・相続)自動車の相続

 父の車を、妹の知り合いに譲渡する手続きを行いました。

 ローンで購入する場合、車には質権設定が設定されており、所有者が使用者と一致しません。父のローンは終わっていたはずなのですが、所有者を自分にする手続きをしていませんでした。必要な書類は、車検証、自動車税の納付領収書、名義変更申請書、遺産分割協議書(陸運局にあるそうです)と委任状、印鑑証明、譲渡証明書(相続者から譲渡者へ)がいります。また、会社に所有権を放棄してもらうために、会社の印鑑証明等を用意してもらいます。

 父が車を買ったフランス人社長の自動車会社のディーラーに頼もうとしたのですが、代行費用を求められました。最初はやってくれるって言ったのに…。これだけいろいろ自分でやっているのに、これだけ依頼するのも変だと思い、結局、自分たちですることにしました。せこいと思われただろうな。

 しかし、所有者がディーラーですから、そもそも遺産分割の書類は会社に出すだけでよくて、陸運は関係ありません。結局、ディーラーからの譲渡という形で、妹の知り合いに直接移転しました。これだと、ディーラーからの譲渡証明書と、ディーラーの印鑑証明(わたしの事例では、法人の名義が変わっていたので、幾つか書類が追加されていました)と、譲り受ける側の印鑑証明と車庫証明があれば終わりです。もちろん委任状は必要な分だけ用意します。

 移転手続きの書類は3枚組になり、陸運で30円で売っています。これを買い、移転に必要な手数料として、印紙を500円分購入します。用紙の書き方は、丁寧にもファイルに綴じて、筆記台の脇におかれていました(埼玉の某陸運)。

 書き間違えないように、丁寧に写せば、難しいことはありません。住所コードは間違えないように。ちなみにわたしは、申請に不要な住民票を横目に見ながら書いたため、間違えて本籍を現住所と勘違いしてしまい、叱られてしまいました。こんなもの持ってくるんじゃなかった…。(陸運の人は悪くありません。受付の締め切り時刻を越えて受け取っていただいたのにすみません…)

 と、いろいろありましたが、窓口を幾つか巡って書類を出せばOKです。締め切り後に急いでやってもらったからでしょうが、全部で30分で終わりました。ディーラーに頼んだら15,000円取られるところでした。あぶない。あぶない。(もう、ここのディーラーから車を買うことはないだろうし、人にも勧めないだろうな…)。

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(葬儀・相続)高額医療費申請

 申請は社会保険事務所等に行います。書類もここにあるようです。

 まず、保険証はコピーをとっておきましょう。勤務先等に返却すると返ってきませんが、この申請書に保険証の記号などを記載する場所があるからです。ちなみに、わたしは忘れてしまいました…。

 申請者は、相続人の中から選びます。受給代表者選任届を事務所でもらい書類を作成します。その代表者が申請者となります。申請書にはその人が記入していきます。

 既に、医療費を支払っているときには、領収書を忘れず添付します。基本的にはこれでOKです。また病名なども死亡診断書から書き写せばいいでしょう。自己負担額は領収書の合算額を括弧の中に書いておけば、計算してくれるんだと思います。わたしは括弧でないほうに書いてしまい、間違えてしまいましたが…。

 また、戸籍謄本を添付する必要があります。郵送で行うときは原本還付のための返信用封筒を同封しましょう。時間がかかりますが、返してもらえます。

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(葬儀・相続)埋葬費用申請

 埋葬費用は、健康保険から出る補助です。葬儀を行った人が申請者となって、死亡者の属していた保険の事務所に申請します。社会保険事務所の場合、会社に死亡を確認してもらうと、必要書類が激減しますので、お願いしましょう。

 葬儀の費用を示す明細書と領収書が要りますが、言っておくと原本還付してもらえますので、予めその旨伝えたほうがいいでしょう。

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(葬儀・相続)不動産登記申請

 相続に伴う所有権の変更には、登記申請書・遺産相続協議書・戸籍一式・相続関係説明図などを用意する必要があります。順を追って説明します。

 不動産は所轄の法務局に登記されています。この登記簿は誰でも閲覧し、その写しを取得することができます。しかし、その所有権を変更するには、手続きが必要です。普通は司法書士さんに頼むのだと思いますが、今回は勉強も兼ねて自分でやってみました。法務局のサイト( 登記・供託インフォメーション)を読めばかなりのことが書かれています。細かい質問は各法務局のウェブサイトにメールアドレスがあったりしますので、そこで質問してみてもいいかもしれません。実際、わたしも、そのあたりで調べて申請書を作ってみてから直接法務局に伺いました。また、司法書士さんのサイトにも良いところがたくさんありますし、質問や文書作成だけなら安価でおこなってくれるところもあります。とはいえ、ちょっと面倒なことが多いので、これを読んで気後れする人は頼んだほうがいいでしょう。権利関係で損をしないためにも。

固定資産課税台帳登録事項証明書の取得

 被相続人の不動産を特定するためには権利書(登記済証)が要りますが、所在がわかれば市役所で固定資産課税台帳登録事項証明書を取得してもわかります。この際には、被相続人との関係を示す書類(戸籍等)が必要です。大体、一通200円程度でしょうか。これで評価額(課税標準額)がわかります。評価額が0円のものがあるとき、参考額として近隣の地価を証明書に記入してあるかどうか確認します。私の場合は、地目が宅地のものについては、1平米あたりの参考額が記載されていましたが、雑種地に関しては書かれていませんでした。法務局で伺ったところ、市役所の資産税課でその額を記入してもらうように言われました。私道などの地目では計算方法が若干違ったりするので、このあたりに該当するときは確認しておいたほうがいいでしょう。

登記簿の写しの取得

 それに則って、法務局で登記簿の写しを取得します。現在、登記は電子化されつつありますが、その過程にあって、コンピュータ庁とそうでないところがあります。コンピュータ庁では登記簿事項証明書が、そうでない一般庁では登記簿謄本が取得できます。一件当り1,000円です。登記印紙で支払います。これは収入印紙とは異なりますので注意が必要です。合わせて、登記申請書の書き方やその他の見本をもらっておくといいでしょう。

登記申請書の作成

 不動産の所在と課税標準額がわかったら、その事項を登記申請書と遺産相続協議書に記入して作成します。

 いわゆる一戸建てとマンションでは扱いが変わってきます。一戸建てのときは、登記申請書の書き方は比較的容易です。ひとつずつ登記簿謄本の記載に則って書いていけばいいわけです。テンプレートはあちこちで入手できます(やはり、法務局のサイトなど)。
 一方、マンションは区分所有建物という分類になります。これは、土地の上に複数の居宅が建っているため少し扱いが厄介です。持分という概念が入ってきます。

 区分所有建物には、敷地権表示がなされているものとそうでないものがあります。敷地権表示がある新しめの建物の場合は、比較的書式が単純なようです。残念なことに、わたしの事例では敷地権表示はなく、このケースの書式はウェブページを検索しても見当たりませんでした。しかし、法務局で直接教えていただいたところ、持分の割合が同じものでグループ分けして申請書をそれぞれ一通ずつ起こせばよい、ということでした。例として、専有部分と1/125の共同設備(集会所・ポンプ室など)がある場合、専有部分についての書類と、持分1/125の部分についてそれぞれ申請書を作成するとのことです。例として 1/125の持分の所有権移転登記申請書(pdf)を示しました。
 注意点を2つ挙げます。登記の目的は普通は「所有権移転」ですが、持分があるときは、「誰々持分全部移転」となります。ここの誰々は被相続人です。また、原因は「何日相続」と書くわけですが、数次相続の場合は一代前の相続も記述しなければなりません。そのときは、「何誰々相続および何日相続」とします。誰々には、一代前の相続人を書きます。
 なお、このファイルは印刷用紙がA4になっていますが、提出書類はB4を折って右綴じにしたものになります。わたしはA4で打ち出して、拡大コピーしました。

 ほかに必要なのは、相続人全員の印鑑証明書と戸籍謄本と住民票です。また、提出時に「収入印紙」(こちらは登記印紙ではありません)で登録免許税を支払います。申請書に印紙を貼るスペースがないときは、それようの台紙をつけておきましょう。B5用紙を申請書の最後に付けて、契印を押しておけばOKです。

 全部書類が整ったら、法務局に登記の申請をします。大体一週間くらいで完了します。それよりも前に書類の不備を指摘されるかもしれませんが、そのときには速やかに対応してください。場合によっては、申請却下になりかねません。完了後、申請書に押した印鑑を持って法務局に行けば、登記済みの印を押した書類(申請書副本に該当します)をいただくことができます。これで完了です。お疲れ様。

 申請書は数字がたくさん出てきます。写し間違いをしてしまいがちなので、何度も確認しましょう。しかし、平屋建じゃなくて平家建だとは思わなかった…。MS IMEじゃ出てこないぞ。

愚痴…

 S地方法務局S出張所で区分建物の手続きをしたんですが、「初めて」と言ったら受付の人の態度が途端に厳しくなって、バカにしたような感じになり、ちょっとがっかりしました。F地方法務局W支局ではそんなことはなかったんだけど(確かに傍目にも忙しさが違っているように思えたが)。確かに、初心者だから多少迷惑かけるけどね…。だったら、法務省も素人の申請を促すような登記・供託インフォメーションなんてホームページやめれ!、と言う気がします…。丁寧に見てくださり、優しく教えてくれた人がもちろん多くいらっしゃるので、多分この人だけなのだと思うんですけどね。結局ほとんど誤りもなく、書類を束ねる順番がおかしいと言われたのには、ちょっと…。司法書士など外部のプロに支えられていることを当たり前だと思っているんですかね。スタッフの意思統一が難しいのは良くわかります。でも、この4月から政府の制度改革のお陰で公務員でなくなったわたしは、少し厳しく見てしまいます。この人、本当にプロ?名前を覚えているから苦情を出しておこうかな。

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(葬儀・相続)遺産相続協議

 父の死で、父の財産はもちろん、父の父(つまりは祖父)の不動産も相続することになりました。祖父の死後5年が過ぎていましたが、父が相続手続きをしていなかったのです。このため、手続きが煩雑になりました。

 遺産の相続については、民法第六編で述べられています。遺言によるもの、法定配分に従うもの以外に、相続の権利者(以下、相続人)の協議によるものがあります。協議に基づく場合、その内容を証明した文書である遺産相続協議書が必要です。これは、不動産だけでなく、預貯金・株券などの相続にも関連します。死亡者(以下、被相続人)の銀行の口座からお金を下ろすときなどにも必要になります。以下には、この協議に基づく相続についての私の経験について述べています。司法書士さんなどにお願いしなかったので、一応一通り分かっているつもりになっていますが…。

相続人の特定:戸籍謄本の取得

 さてまず、相続人が誰かは法的に決められていますが、これを確認するために、被相続人の出生から死亡までの全戸籍謄本が必要です。多くの場合、除籍謄本(全員が戸籍から外れている)や原戸籍謄本(戸籍改製前のもの)などを用意し、経緯を明らかにする必要があるでしょう。これらは多くの場合、申請後返却してもらえるので、通常は1通ずつとれば大丈夫です。(ただ後述するように所有者がディーラになっているときの自動車の相続では返してもらえませんでした。)

 わたしの祖父は、都合5つの戸籍にまたがっていました(父は都合4つ)。祖父の分の戸籍の取得は郵送でお願いして3通手に入れていたのですが、法務局に持って行ったところ、出生からの戸籍がないと言われました。結局、直接役場に赴いて確認したところ、さらに2つの戸籍が必要になりました。当て推量ではなかなか難しいので、きちんと確認するためにも、郵送でするより、電話等で直接確認したほうがよさそうです。また、戸籍の附票がいるとのことで、市役所で取ってきました。ただし、戸籍の附票や住民票の除票などは死後5年間しか保存義務がありません。亡くなった時点で早めに取っておいたほうがいいでしょう。

遺産相続協議書の作成

 相続人が確定したら、その全員で相続についての協議を行い配分を決定します。その結果を書面にすれば OKですが、物件に関する情報が必要です。「不動産登記申請」を参照してください。私の場合は、父が祖父の不動産の相続手続きをしていなかったので、数次相続にも該当しました。数次相続とは複数世代間の相続を一度に行うことです。今回の場合、2世代間の相続ですので、2通の書面を作成しました。まず、祖父の相続に関する協議書で、これには祖父の相続人と父の相続人で協議を行い、父に相続する旨の書面になります。続いて、もう一通では、その父の相続した物件を子等が協議して書類を作成すると言うことのようです。一般的な場合についてはあちこちに例があります(例えば、法務局のサイトなど)ので、あまり情報がない数次相続について、祖父から父への協議書(pdf)の書き方を別紙に示しました。これはB4の用紙に印刷して、半折にしてB5サイズにして綴じ込みます。

 これを作成したら、相続人は署名し、実印で捺印するとともに、印鑑証明書と現在の戸籍を取っておいてください。(これも一人に連絡がつかなくて間に合わず、後日追加しました。)また、念のためページとページの間には全員が契印を押しておきます。

 相続協議書は相続人各人が一通ずつ所持します。余分に作成することはないため、一般に役所等への提出後、返してもらいます(原本還付)。このためには、相続関係説明図(pdf; これは数次相続の場合)を用意すれば足ることが多いです。これは、相続人の関係を示したもので、家系図のように書きます。各人の住所と出生日等を書いておくことが大事なようです。別紙に示しました。出生や死亡の時期に関わらず、関係者全員の名前を書いておきましょう。わたしは、父の兄の名を書き落としていました。(幼くして亡くなったので、遺産分割協議書にも名前がないため省いたのですが、余計な推量をせず、戸籍に名のある権利が発生しそうな人は全員書いておきましょう。)

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(葬儀・相続)手続きあれこれ

 肉親の死後、さまざまな手続きが必要になります。死亡届はまず最初にするもので、「死に際してまず」に書きましたが、それからだいたい数ヶ月から1年以内くらいにすることが幾つかあります。それらを概観していきます。

遺産相続協議
不動産登記申請
埋葬費用申請
高額医療費申請
自動車の相続
住宅ローンと抵当権抹消
相続税
固定資産税の支払いに関する相続人代表者指定届出
 


 そして、書類を作成する際に気をつける点として、「押印」があります。これらの有印文書には、さまざまの意味を持つ印が押されます。以下に、簡単にその意味をまとめました。

契印:文書が複数枚にわたるとき、落丁や差し替えなどを防ぐため、綴じた文書の見開きに 2枚に渡るように押す印です。

訂正印:文書を訂正するときには、訂正印を押します。訂正印には2通りのやり方があり、修正箇所に押すものと、判読しにくくなることを避けて周囲に押す方法があります。訂正あるいは削除した文字数を併記します。

捨印:予め訂正を見越して、後からの訂正を認めるために押す印で、事前に押す訂正印の意味があります。捨印は修正箇所でなく周囲に押す方法をとるために予め押しておく印ですが、改ざんを認めることになるものであるので、注意を要します。しかし、捨印と予め印刷されているような書類は、改ざんの可能性を事前に示しているわけです。そのような書類に事前に捨印を押した場合には、不利な改ざんを認めなくてよいという判例があるそうなので、あまり気にしなくてよいでしょう。ただし、そのようなフォーマットのないものは要注意です。

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(葬儀・相続)法事の準備

通夜・告別式

 ともかく喪主には、最後までやりきる精神力・意地が試される場のような気がしました。また、自分がどのように人と関わろうとする質なのか、仕事をうまく分配できる質なのかなど、これまで抱えていた自分自身の問題について再認識させられました。

 まず、どのくらいの規模で葬儀を行うのかを考える必要があるでしょう。親族や会社関係、親しかった人たちに連絡していきます。連絡をした人たちのネットワークで広がって行き、人数も増えていきますので、最初にどのくらいの規模にするかを考えておかないと、想像以上の形になってしまうかもしれません。そのため、最初に連絡した人たちに概数を伺っておくことが大事です。わたしの父は現役だったので、会社関係の人たちだけで相当の会葬者数が見込まれました。大まかに200名と見込んで段取りを始めました(最終的には220名くらいでした)。これによって、会場の規模、食事の手配、会葬礼状の印刷数などが決まってきます。会場の手配や火葬場の時間、ご住職の都合によって日程が変動します。

 葬儀の規模・費用は、幾つかの要因で決まってきます。基本的にはi)会場とii)祭壇・iii)参加人数に依存した食事や返礼品などの費用です。選択肢は多いのですが、大きな枠を決めるのはこの 3点です。ここからは私見ですが、参加人数で会場と食事などの費用は決まり、戒名のランクなどでお布施が決まります。これだけでかなりの費用になります。祭壇の価格は確かに主要ですが、全体から見ると必ずしも大きくありません。祭壇などの葬祭の基本費用は、市営葬で行うのが一番安くなります。しかし、葬儀の規模とのバランス(つまりは香典収入との兼ね合い)がありますので、規模がある程度大きくなると、あまり安価な設定にするのはなにか会葬者に対して失礼にあたるような気がしました。

 この考え方と、父の人柄を考えて、適切と思われる選択を自分なりにしました。

 最近は皆仕事が忙しいので、特に都市部では告別式よりは通夜への参加者数が多くなる傾向があります。それを見越して食事(通夜振る舞い)の量を計算しておきます。ここで食事が足りなくなるより、余らせるように余分に手配しておくことは、お世話になったかたがたのためにも大事だという気がします。

 いずれにしても基本的な考え方は、お世話になった方への恩返しのつもりで行うということでした。これには、親類皆賛同してくれました。しかし、ご住職はそのことを理解しつつも、忙しいから通夜には出るが、告別式には出ないという風潮には、必ずしも賛成しておられない様子で、本来は故人のために行うものなのですよと仰いました。結局、このことは、魂が残るという宗教の感覚が薄らいでいることと直接関係しているように思いました。要するに、死者のことは措き、生きているものたちが明日からどうしていくかについての会合になっているのが現代の葬儀であるということなのでしょう。そのこと自体は確かにさびしい気もしますが…。

 ご住職とは後々の法事の予定も立てておくと、都合が良いでしょう。通夜振る舞いのときなどの時間を見計らってお尋ねするのが適当です。

 告別式では、事前に読み上げる弔電を選んでおく必要があります。また、難読名にはかなをつけておきます。時間との兼ね合いであまり多くは紹介できませんので、よく厳選しないといけません。


四十九日

 四十九日と納骨は、田舎に帰省して行いました。周囲に定年後には田舎に帰るんだと、父が洩らしていたのを聞いたためです。父の兄弟姉妹にも若干気兼ねしつつ、そうしようと決断しました。

 さて、必要な準備ですが、1)菩提寺への連絡、2)塗りの位牌の手配、3)食事会・返礼品の準備が主な事項になります。また、ご住職にはお布施も用意しておきます。

 1)菩提寺
 もちろん日程の確認のほかに、塔婆の手配、法事での花・果物・菓子について確認しておきます。

 2)塗りの位牌
 葬儀で使っていた白木の位牌はお寺にお返しし、漆塗りの位牌を用意しておいて、法事のときに入魂していただきます。出来上がるまで数週間かかるので、早めに手配しておきましょう。

 3)食事会・返礼品
 参加者数の確認が何よりも大事です。親類や知己をお呼びするわけですが、今回は葬儀を埼玉で行ったこともあり、都合でお出でいただけなかった方を数名お呼びしました。その中には父の友人お二方も含まれています。お返しの程度は地域によって違うので、周囲に確認しましょう。

 納骨は霊園事務所にその旨伝えておきます。墓地の権利者が死亡したときは、特に名義の変更について、確認しておきましょう。また、納骨や墓誌への記入のために、石屋さんにも手配が必要です。

 終わったら、食事会です。伯母の知り合いの店で行いました。ご住職とは、一周忌の日程なども詰めておく必要があるでしょう。

一周忌

 一周忌は、祖母の七回忌と祖父の取り越し七回忌とあわせて行いました。
 参加者の確認を行った結果、父の兄弟(6名)と私の兄弟(4名)が参加することに。今回は祖父祖母と父を一緒に行ったのでこの人数でしたが、三周忌は父だけになるため4名になりそうです。まあ、こんなものでしょうか。

 塔婆は早めに連絡すべきでしたが、手違いなどがあり、ぎりぎりになってからになってしまいました。そのため、ご住職に夜なべさせてしまう結果に…。失礼しました。三霊分ともなると、塔婆だけでも大変な数に。塔婆立に収まりませんでした。

 お供物はちょうど用事があった横浜そごうで購入し、返礼も中華菓子をまとめ買いしてもっていきました。お花はお寺にお任せ。果物とお線香は母から調達。今回は簡単に済ませちゃいました。

 食事は仕出しでお寺で頂こうかといっていたのですが、最終的にはやはり祖母の知り合いの寿司屋で。幾らかかったのか知りません:-)

 とりまとめ役が二人いるとよくないですね。祖父祖母担当・父担当ではなかったのですが、細かい点ながら不都合が生じました。今後は一括してとりまとめをしないと。

 それでも無事済みましたが。

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