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生命といううんざりするほど安易で貪欲で巧妙で豊かなシステム

 自然が長い時間をかけて構築した生命というシステムの探求に携わっていると、自分の発想の狭さを嫌というほど思い知らされ、途方に暮れる。とにかく遺伝というのは大したものだ。何でも捨てたりしないで取っておく。ある目的のためには矛盾するようなものも、寝かせておけばいいのだ。我々は知識の継承すら覚束ず、効率化と称してそのとき要らないものを排除したり、可能性を排斥したりする。

 われわれが考えるより遥かに凝ったことを、この試行錯誤と選択の歴史が実現している。使える部品はたった4種の核酸と20種のアミノ酸。もちろん特殊な用途には他の部品を作る道具も用意できる。

 その多様性の豊かさから学ぶものは、単に生活を利することだけではないのではないかとふと思う。それは何か。それぞれが考えれば良いことだろう。

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