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変態って…

 オブラートに包んだ文章は、口当たりが良くて、人を傷つけないが、真実を伝えないのかもしれない。今回は(も?)、直截的に書いてみたい。

 先日学会に出たら、他所の大学の人から、うちの大学には「変態が多い」って言われた。
 酒の席での話で、冗談めかした言い方なのだろうが、あまりにもストレートな表現で参ってしまった。が、よくよく考えてみれば、普通じゃない人が多いように思えてくる。自閉症気味の奴。統合失調症気味の奴。公私の区別が出来ない奴。自分はそうじゃないと思い込みたい輩。などなど。

 うちの大学はいわゆる偏差値が高い。それは、ある種の才能に溢れた人材だといえば聞こえがいいが、実情はそう単純なものじゃない。その分、ある種の才能に劣った人たちの集いでもあるのだ。もともとの才気で合格しているのならともかく、一生懸命勉強してようやく受かったような人間は、経験すべき多くのことをしてきていない。その傾向は、少子化が進みつつある現状で、受験教育が増長した結果、却って顕著になったと思う。成熟していない子供が量産される。

 「お勉強だけしてればいいから。」
 社会経験を積んでいけば、いやそんな大げさなものではなくて、親との関係が自立に向けた厳しいものであれば、本当の才気とはさまざまな能力のバランスを維持する力であるということが見えてくる。それは、不足しているからといって逃げず諦めないということであり、それこそが他者の価値観の受容ということになる。
 変なプライドは、できることだけを自分の逃げ場にする。逃げている自覚が、それをしている他者への敬意に表れればいいのだが、プライドがそれを許さない。いや、それを許したとて、その関係は甘く安易な生き方になりはしないか。

 本当に世はそのように流れているのだろうか。それが本当の喜びに繋がるのだろうか。先に書いた精神病理学的な症状をただ受け入れて生きることが本当に望むべきところなのか…。

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