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トラックバックって

 トラックバックっていう機能がうまく使えない。まだBlogを始めて数ヶ月。まあ慣れるまでほうっておこうと思っているものの、やっぱり気になる。この仕組みに違和感がぬぐえないのだ。

 話が連続して恐縮だが、学術論文を書くときは、関連文献を引用してこれまでの蓄積とのつながりを明確に書く。そういうと簡単だが、どこまでを引用するかの判断は意外に難しい。全部なんてフォローできないし(これは弁解かもしれないが)、人口に膾炙した事実は引用する意味はあまりないと思うから。しかし、どこまでがそういう事実に当たるのかの基準があるわけではない。とはいえ学術誌なら、査読者が出版される前に内容をチェックするから、あまり変なことは出来ない。だから、どうせ分からないだろうと思って人のアイディアを剽窃しても、ばれたら信用を失うだろう。というか、良心的に教えてあげるということで、互いにチェックしあいましょうということだ。

 Blogなんていうのは、そんなチェックはほとんどなくて、まあ勝手に書ける。公序良俗に反したって、自分でサーバーを立てたらどうにかなるんだろう(それが楽だとはもちろん言わない)。また、匿名であるということは、信用を勝ち得ない代わりに、失うこともない。全くないというわけではないが、慎重にやれば行方をくらますことも可能だろう(?)し、社会に出て行かないと実利は少ないから、そのままでは信用自体にほとんど意味がない。

 そんな玉石混交、ルール無視の場で、引用もへったくれもあるかっていう気もする。まあ、下にあわせる必要はないんだが、見る側が判断するしかないということなんだろう。性善説をとるか、自己満足で行くか、怯えつつやるかどうかということだ。fjの頃から似たようなことが繰り返されているから、あんまり入り込まないでいようと思っていたが、はけ口としての効果は大きくて今ここに居る:-)

 人のことばかり言っているが、私も仕事じゃないから、分かりやすく書こうとは思いつつ、眠くなったらそれまでだ。だから、一瞥しかしない人に私の書いているものなんてわからんだろう。分かったら気持ち悪い。

 そう考えたら、自分のネットに対する態度も含め、トラックバックってわたしが思っている引用という代物とはぜんぜん意味が違うんだと、勘の悪い私らしく、いつもながら時間が経ってようやく気付く(いや、分かってたって理想を押し付けたい自分を切り捨てられない)。じゃあ、何のために。カウンターが増えるのを見て悦に入るためか。と、素直に言えない自分に気付く。

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